FRENZ2024 1日目 昼の部 オフレポ
新宿ロフトプラスワンにて2024年9月14日~15日に行われた、FRENZ2024というオフライン上映イベントのオフレポです。走り書きのメモを元に作成していますので、誤字等はご容赦下さい。 また、上映作品の感想は短め、場内の雰囲気重視で書きます。敬称は省略します。
11:50 入場待機列の整列開始。今回はチケットによる参加者の列を新宿東宝ビルの東側歩道に整列させる。配られるおしぼりが冷たくて気持ちいい。
12:01 整列した場所からロフトプラスワンの入口に移動し、入場。昨年と同様の、後ろのカウンターで飲食物を注文して受け取る(調理に時間が掛かるもののみ、席まで届けてくれる)システムは継続しているものの、食事は座敷席でのみ可・食事時以外は座敷席使用不可のシステムは廃止され、コロナ禍前と同様に座敷席を客席として利用可能。入場時に番号札(これを飲食物注文時に示し、退場時に返却して飲食物の代金を支払う)・パンフレット・ドリンクチケットを受け取るのですが、ドリンクチケットの落とし物が多数発生。
(筆者注:レシートを見ると、『FRENZ ファーストドリンク』として600円取られており、もし失くしたり使わなかった場合は、その分損をする)
12:27時点で9割5分ほど席が埋まる。
12:31、暗転し注意事項動画を上映開始。
画面右下にやんわりが登場。olo制作の、昔のドット絵なRPG風なゲームを初見プレイして実況し、セリフを読んでいる体で説明。ラスボスが居そうな所に前田地生の顔の画像が出てくると、場内は爆笑。
引き続いてオープニング「光道」(作者:tigo)上映開始。低頭身キャラが動きまくる、3Dアニメ。途中から曲に合わせて手拍子もおこる。
上映後に司会の前田地生、やんわりが登壇。2009年に行われた最初のFRENZから15年が経ち、やんわりからFRENZより若い、15歳以下の人の挙手を求めるが、居ない。そろそろFRENZよりも若い人が来始めそうとトーク。
注意事項をおさらいで説明。注意事項動画の内、座敷の扱いについては、注意事項動画の実況と撮り終えてからの変更だったため、動画上で修正が入ったと説明。注意事項動画は、oloからゲームが送られてきたので、それをマジで初見実況している。ドリンク提供時に使われるFRENZのロゴ入りカップが返却要であることと、ゲストWi-Fiを設置した事も説明。
今回の、ロフトプラスワンの普段のメニューにない特別メニューとして、レッドブル・モンスター・チルアウトゼログラビティのドリンク類、さらに「赤の嘆き」「紫のチャンス」のカクテル、絶品鴨ロース(FRENZの時だけ売れ行き好調なので、ロフトプラスワンの普段のメニューから外されたものが、FRENZの時だけ復活)・揚げ物コンポジット(揚げ物を数点まとめたもの)・パーティクルご飯(ご飯の上に粒上のものをちりばめたもの)・レンダリングパスタ(過去のyama_koの発言、レンダリング中の待ち時間にパスタを茹でていた事に因む)・ブルーバード(青い紙コップに入った、鶏肉の唐揚げ)・ホットドック(ハンバーガーメニューに因み、ハンバーガーのような手軽に食べられるものをロフトプラスワンにリクエストした結果、ホットドックになった)も紹介。
ここでやんわりがチルアウトゼログラビティのウォッカ割と牛乳を、前田地生が電気ブランとチルアウトゼログラビティを注文。
Xにハッシュタグをつけてどんどん感想を書き込んで欲しいことと、飲食代の売り上げの中から主催者側に戻されるお金を機材代等にあてているとアナウンス
オープニング制作のtigoが登壇。
12:51、乾杯。
FRENZ2023の2日目深夜の部、全体のエンドロールが流れた後のFRENZ2024の予告が流れたラストシーンだけtigoが制作だったので、そこに繋げられたらエモいと考えてこのオープニング制作依頼したと前田地生が明かす。
tigo曰く、めちゅくちゃ大変だった。8月18日に1日目昼の部の出展者が決定してから、出展者とスタッフ合計42人分の3Dモデルを作った。3Dモデルは、『出展者一覧』に載せるために送られてきたアイコン(画像)のほかに、実際に会ったことがある人はその時の記憶、さらに出展者の過去作を参考に制作した。骨格を入れて歩くことが出来るように3Dモデルは作ってある。もし出展者で欲しい人がいれば、3Dモデルを上げることも可能。
上映後のコメント、「この道を歩めば・・・」アントニオ猪木(1943 - 2022)の座右の銘ですね。
「1、2、3、ダァーッ!」の掛け声を場内一同で叫んで、昼の部開始。
1日目最初はあげは
タイトルはSpooky Dollhouse
可愛いけど怖い、ボカロPVでした。
上映後に登壇。死んだら東京ディズニーランドのホーンデットマンションに住みつきたい。曲は「お化け屋敷っぽく」との注文で作って頂いた。タイトルの「Dollhouse」は、作品作りがお人形遊びと同様にキャラ等を動かすのになぞらえている。今後もこういうのをいっぱい作りたい。
次はにゃんたろう、上映前コメントによると、一コマ一コマ描いたパラパラアニメ。
タイトルはsatisfied
キャラがかわいいアニメでした。
上映後に登壇。札幌は今朝11℃で息が白かった。(筆者注:この日の東京の最高気温34.5℃、最低気温26.3℃)
今回は日帰りで参加。バーチャルインディーズバンドのプロデューサーをしている。レーベルの人に言われて、FRENZに出たいがためにこの作品を制作した。すごい楽しい。オープニングでtigoが制作した3Dモデルがバイクに乗っていて、席で泣いてしまった。一コマ一コマ書き込んでいる。キャラの名前は「血走ルズ パペッツ」。YouTube上の他の作品や、サブスク配信もよろしく。
次はlalaclione
タイトルはミッドナイトクルーザーMV
さわやかな印象の作品でした。
やんわり曰く、元々イラストレーターしている方とのこと。
次は現実非常口
タイトルは夢
不思議な感じの作品でした。
上映後に登壇。今年、専門学校に入学。先輩から勧められてFRENZに出展した。夏休みが潰れたが完成出来てよかった。元々、Blenderで3Dモデリングをしていた。専門学校でAfter Effectsを使い始め、楽しくなった。コンポジットやノイズについてのアドバイス、作品の感想も欲しい。来年も出たい。
次はワタナベナスカ
上映前コメントは、暖かい目で見て
タイトルはCreator's Insanity
実写の替え歌のミュージックビデオ。ネタがおもしろく、場内から笑い声も。
上映後に登壇。今年の年始から制作に着手。セットを自分たちで組み立てて、スタジオを借りて撮影。
上映開始から登壇するまで計測したら5分03秒。
今回、ラップに初挑戦したとの発言に、場内から拍手。
第1部最後はぴか
上映前コメントは、iPadが熱い夏でした。
タイトルは偽物の怪盗
モノクロなアニメPV、じーんとくる内容でした。
上映後に登壇。ここでお披露目できて、間に合ってよかった。After Effects、Adobe Premiere、iPadでの手書きを併用。
曲はYASUHIKOの8年前のアルバムの曲を使用。
アニメが好きなので、制作を続けていきたい。他人の絵を動かすのも楽しくなってきた。いろんな人と関わって作りたい。
13:54、第一部終了
場内を明るくし、休憩開始した状態にしつつ、スタッフの紹介を行う。
13:59から休憩。
14:11、第二部開始
第二部最初はMAT
上映前こめんとによると、海外アニメが好き。
タイトルはShoppers and Shockers
かわいらしくて面白い、アニメ作品でした。
次はGanymede Weather Forecast
上映前コメントは、その手に夢を
タイトルはミュージックビデオ Human
甘酸っぱい青春アニメ。絵がかわいい。
上映後に伊藤透明が登壇。理科室にある、よくわからないものがいっぱいでキラキラした感じを描いた。歌詞の中に「人体模型」とあったので、ガチャガチャで出てくるフィギュアをモチーフにしたシーンも作った。この先も頑張りたい。
次はrua
タイトルは音速宇宙旅行
疾走感のある3Dアニメ作品でした。
上映後に登壇。福岡空港の保安検査場に財布を置き忘れてしまった。去年、大学生になり、その時から映像制作を始めた。出せるところに出したいと考えていた。
宇宙に関するニュースを見て、突発的に作った。1か月前から、飛ばしたいアイディアを膨らませてきた。
次はkasao
タイトルはfairy world
かわいいタッチのアニメ作品でした。
上映後に登壇。名古屋から来た。おとぎ話の世界を描いた。赤ずきんのイラストを1枚描いて、こういうのを作りたいと考えた。剣を振り回すシーンは大変だった。
今後は、ショートアニメを作るのが目標。少年ボイスをたんとうしてくれる人が欲しい。
次はNisai
タイトルはなかよしちゃん
かわいらしい3Dアニメ・・・ですが衝撃のオチ!
上映後に登壇。やりたいことをやった。制作は締め切りギリギリだった。好きなボカロを使って、曲も自作した。曲を作って、動画の構成を考えて、そこから歌詞にフィードバックさせてという流れで制作。
今後も新しいことがやりたい。大学が忙しいが、くらいついていきたい。
次はまきのせな
タイトルはジェリーフィッシュ雨宙遊泳
きれいなアニメのミュージックビデオでした。
上映後のコメントは、アルバム配信中!チェックして!!
登壇。曲も自分で作るようになった。クレジットに自分の名前をいっぱい並べたい。
TuneCoreでロシア国内で71位となるなど、なぜかロシアで自分の曲が聴かれている。
重音テトが技術の進化により歌がうまくなり、感動している。
自分は歌ったことがあるが、踊るのは無理
M3(筆者注:音系・メディアミックス同人即売会で、次回は2024年10月27日)でアルバムを頒布する予定なので、来てください。
第二部最後は小箱
上映前コメントによると、ほのぼのアニメ
タイトルは氷漬けのエスティ
かわいいアニメですが、おもしろいお話でした。
上映後に永谷優治が登壇。調布から来た。
「ほのぼのパチンコアニメなので」の発言に、場内は爆笑。
3人で制作しており、絵のアイディアをもらったりしている。最後のシーン、パチンコ屋の隣にある換金所にかけて、『換金城』を描いてもらった。ヒロインやお母さんの声を撮り直した上で、アップロードしたい。
15:09、休憩開始。
その直後、壇上からやんわりがフライドポテト サワークリーム添えを注文。前田地生もヒレカツカレーを注文。
15:35、休憩が終了し、第三部へ
第三部最初はうみおと
上映前コメントによると、本作品は会場での上映限定のバージョンになる。
タイトルはLuminaut
モーショングラフィック寄りな、見入ってしまう3DCGアニメ作品でした。
上映後に登壇。やりたかったことを3分間に詰め込んだ。会場で楽しめるものに特化している。今回、映像を作ってから音楽を合わせて作曲してもらった。YouTubeに公開する際は、内容を少し変える。
今後は、キャラを使った作品も作りたい。
次はfla3
タイトルはToko Toko Battle Wonderland
かわいいアニメ作品でした。
上映後に、楽曲提供のNulledZone、主演のトコちゃん(のぬいぐるみ)と共に登壇。
NulledZone曰く、ノリで楽しく作曲できた。
Fla3曰く、見ていて気持ち良いものを作った。やんわりはやられず残念でした。(筆者注:FRENZ2014出展作品内でやんわりをいじりすぎたせいか、いまだにやんわりは嫌な記憶を覚えている模様)
ネタはふんだんに入れた。作りたいネタがいっぱいあるので、体が動く限りは作りたい。
次はヤベズム
タイトルはハンティング・イン・サバンナ
3DCGなのですが・・・昨年に引き続きトラ?!場内から笑い声がおこる、楽しい作品でした。
上映後のコメント、動画内の問題、解けましたか?行けなくてすみません。
前田地生曰く、問題当ててください。
やんわり曰く、本人も答えが判らないのかも?
次はゆたろう
上映前コメントによると、ハロウィンがテーマ
タイトルは客人こぞりて(あるいは、季節外れの悪童たち
アクションが凄い、楽しいアニメ作品でした。
上映後コメントは、バター餅おいしい
上映後に登壇。終わってよかった。ハレとケについて、10年前に考えたネタを絞って、1本の動画に仕上げた。現在、ゲームを制作中で、来年頭にはリリースしたい。また2021年ごろからイラストの仕事も頂いている。
次はえむえぬ
タイトルは生𐂀
猟奇的な内容のアニメですが、音同期が気持ちよい作品でした。
昼の部はあと3作品。
次は方野冥利
上映前コメントは、世界が終わるけど・・・
タイトルはアッパーダウナーワンダラー
かわいいアニメ作品でした。
上映後に登壇。ギャグ時空を描いた。曲は3年前に出来ていた。モデルの二人が出会ってありがとう。色遣いは、曲に向き合って決めた。去年のFRENZが終わってから作った。
作詞・作曲・歌唱・マスタリング・背景・撮影も全て担当した。
(将来)かぶりものかぶって踊るかも との発言に場内から拍手。
ネタのストックが溜まりすぎている。
次はばやちゃお
上映前コメントは、FRENZ2022当日にFRENZ婚した。創作に狂っていた。
タイトルはけもっちゃお★わんだーらんど
かわいくてノリノリな作品。ネタに笑い声も。
上映後に登壇。去年から作品を作りたいなと思っていた。作曲家とFRENZについて説明しつつ打ち合わせを行ったが、楽しかった。やる気が別の作品やゲームに向かいそうだったが我慢した。ケモ最高ー!!
昼の部最後はyama_ko
上映前コメントは、おむすびを食べようとしたその瞬間・・・
タイトルはKORORIN
きれいでかわいい、CG作品でした。
上映後に登壇。前田地生曰く、各部のトリをyama_koがなるのは初めて。
エンタメと、モーショングラフィックを意識した。〇や□等のシンプルなモチーフで人を楽しませる事が出来るかに挑戦した。
文字が無いので1~2歳のキッズでも楽しめる作品にしている。楽曲も自分で書いた。かわいい感じの曲にした。
達成感がある。全部自分でやりたくなる。空のテクスチャ以外の素材はすべて自分で制作。メイキング動画も公開するかも
16:43 第三部終了
やんわり曰く、体力衰えてきた。
前田地生曰く、一人で主催では(作業量的に)無理があったが、やっと共同で主催をやってくれる人(黒井心)が出てきてくれた。全集中して上映順を決めることが出来た。
今年初めての人に挙手を求めると20~30人が手を挙げる。
今年の全ての部に参加する人に挙手を求めると、20人ぐらいが手を挙げる。
エンディングを16:52より上映開始
16:54、昼の部終了