新宿ロフトプラスワンにて2016年9月17日~18日に行われた、 FRENZ2017というオフライン上映イベントのオフレポです。走り書きのメモを元に作成していますので、誤字等はご容赦下さい。
また、上映作品の感想は短め、場内の雰囲気重視で書きます。敬称は省略します。
23:16時点で既に入場待機列の形成が始まっていました。
23:25、出展者・招待者から入場開始。
23:29、一般の来場者も入場開始。
23:41段階で、会場の中はほぼ埋まる。
23:44、新宿ロフトプラスワンのイベント紹介VTRが上映され、口頭で店の紹介される。
23:47、注意事項上映開始。(制作はolo)今回はニュース風で・・・FRENZ実行委員会の内部文書が流出した趣向。「前田氏の見解が待たれる。」
23:49、スタッフのどんぼこが舞台右端に登り、改めて注意事項を口頭で説明。この深夜の部は4部構成になるとのこと。
23:58、暗転し、オープニング上映開始。
場内から笑い声や手拍子も。制作はヤス feat.ダークストライプドドッティバック
司会のやんわりと、司会で主催の前田地生が登壇。前田地生曰く、開場遅れてすみません。台風の進路を心配している。やんわりからスペシャルメニューの紹介。
映像丼として公演代わりの丼を提供してきたが、この公演は焼肉丼(下の埋め込みツイート参照)
#FRENZ_JP
— 福島つばさ (@fukuwota) 2017年9月17日
映像丼 pic.twitter.com/Nk9TxF5rp7
ここで、前田地生が限定カクテル、FRENZ2017、赤の嘆き、紫のチャンスを、やんわりがレッドブル・モヒートとイエガーボム、牛乳を注文。さらに、今回制作したFRENZロゴ入り特製カップの紹介を行う。
楽曲制作のどぶうさぎ、オープニングを制作したヤス、ダークストライプドドッティバックが登壇。
日付が変わって0:13、乾杯。
ネタやコンテはヤスが担当。良いものが出来て良かった。ダークストライプドドッティバックが作画を担当。2週間前に助けを求められ、10年ぶりにアニメーションを描いた。どぶうさぎ曰く、ギターが合って良かった。2日前にはこのオープニングが完成していたものの、微修正を23:45頃に行った。
深夜の部最初はsskai
上映前コメントは、元となった作品が有る。記録や大事な物をすべて失うのを描いた。
タイトルはホワイトアウト
爽やかなMV(ミュージックビデオ)でした。
上映後に、イラストを担当したセセリと曲を担当したシレと共に登壇。
元々は、同人のゲームに使用している楽曲だった。去年夏に出会い、それに魅かれて制作した。セセリ曰く、元のゲームとは時間的に異なる時点を描いた。物販で同人ノベルゲームを販売していることも案内。
次はd-pnd
上映前コメントは、Javaを用い、プログラムの海をMG(モーショングラフィック)で表現した。
タイトルはWorld.excuse(me);
タイポグラフィーの作品ですが、出てくるテキストがプログラムのソースコード。
上映後に登壇。友人から教えてもらい、この曲に出会った。曲を聴いて、JavaのプログラムとMGを組み合わせて作ろうと思った。制作途中に誤ってスイッチを操作してしまいパソコンが電源切れたという事で、プレゼント抽選会用にスイッチの操作禁止カバーを提供。
ここで、映像丼の食材が無くなったので、買い出しに出ているとアナウンス。
次はボラッチョプロダクション
タイトルは集中力テスト
場内からえっ、どこ?という声が時々起こる。回答ナレーションに笑い声も。
上映後のコメントは、なぜこんなことになってしまったのか。
登壇。トリック映像を作りたいと思っていた。昔テレビでやっていた「ナンちゃんを探せ」のノリ。プレゼント抽選会用にTENGAの製造販売するエナジードリンクを提供。次回はひわいとおっぱいジャンケンしたい?
次はおう未
場内から納豆コールが。
上映前コメントでも納豆レシピを紹介。過去の自分をテーマにした。
タイトルはオルタパイロット
しんみりする内容のアニメでした。
上映後のコメントは、作品中に納豆を隠してある。
登壇。3か所納豆を隠している。作中に出てくる少年と青年は同一人物。別次元の自分に逢うお話。シャツがモチーフ。少年側・青年側両方から考えてほしい。曲はクロワッサンシカゴより使用許可を頂いた。今日だけで7個納豆を食べた。3~4年前から納豆を食べた数とレシピをまとめている。プレゼント抽選会用にせんだい屋の納豆ドーナツと、納豆ご飯のイラストがプリントされた自作のトートバックを提供。コミティアにも出展予定。
次は城田まぐ
上映前コメントによると、人工モノクローム楽曲をお借りした。
タイトルはモノクロ・メランコリア
落ち着いた曲調のMVでした。
上映後に、人工モノクロームの八白、でっちと共に登壇。曲のテーマは暗いが、その後治る話でノーマルエンドな設定。城田まぐ曰く、カッターナイフを出すかどうか迷った。暗い曲の表現で迷い、キャッチな表現を入れつつ、内容と曲調を合わせるようにした。イラスト担当は、MAF KEUN。インドネシア在住。PV作って公開していいか問い合わせが来たので、PVのイラストを描くよう依頼した。でっち曰く、映像作家からのリクエストに応じて曲を作れるようになりたい。
次は芋頭
上映前コメントは、画質を生かした実験
タイトルはクロマヒュー
象徴的なMGでした。
上映後に登壇。同じ明るさで色だけ違っている画像になっている。誰もやらないものを時間をかけて作りたい。
第一部最後はSyamo
上映前コメントは、一分半と短い作品です。
タイトルはBEYOND THE WINDOW
疾走感のあるMGでした。
上映号に楽曲担当のKohei Nakamuraと共に登壇。今回、自分からテーマを決め、曲を作ってもらった。Kohei Nakamura曰く、今回3作品に楽曲を提供している。プロになることが出来た。「井の中の蛙」的なテーマ。今後も一緒に作品を作りたい。
1:33、プレゼント抽選会実施。
1:38、休憩開始。
1:52、休憩終わり、第二部へ。映像丼は時間が掛かるが出来るとのアナウンスも。
第二部最初は吾解
タイトルはコネクト・With・ファン
3DCGの街並みの中を疾走する映像でした。
上映後に登壇。UNITYで作った自作のゲーム。音楽を聴きながらプレイした様子をキャプチャーして動画にした。近日公開予定。
前田地生から「なんでこの曲?」と問いかけが。(筆者注:Machicoの歌う「TOMORROW」と言う曲、この素晴らしい世界に祝福を!2のオープニング曲でした。)新宿ロフトプラスワンからJASRACに著作権料を支払うので、楽曲使用の問題は無いとの事。吾解曰く、聞いていて気持ちよくなった。ソニックアドベンチャーと似たシステムの本ゲームと合った。この素晴らしい世界に祝福を!2でデザインワークスを担当した株式会社chiseyの代表取締役社長も務め、自らもデザインワークに参画した前田地生からもデザインワークでの裏話を。見て楽しく、エンタラクティブと映像が両立するものを今後も作っていきたい。
次はFirstar with sunai
上映前コメントは、震えながら酒を飲んでいる。今までと違う作品。
タイトルはブリスタリングレース
車の3DCGとテクノ風の曲を使った、疾走感のある作品でした。
上映後、エノグウス、ティロシャル、スナイの3名で登壇。エノグウス曰く、ドライブをイメージした。どうにか出来て良かった。この3名で同人サークルを組んで活動中。プレゼント抽選会には車のモデリング時に参考にした、Audi車のミニカーを提供。今後、担当を変えてやってみたい。
次はこんの(劇団コピュラ)
タイトルはカッパーフィールド
カラフルなアニメでした。
上映後に登壇。2011年から演劇を始めている。2010年リリースの曲にMVを付けたくなった。また、ボラッチョプロダクションも出展すると聞いて、自分も出展したくなった。今後、音楽ありきで作りたいが、自分からだと怠け癖がでてしまう。
次はひでびん
上映前コメントは、白熊マリンシリーズもネタが切れたのでこれでファイナルかも。
タイトルはおっぱいジャンケン・白熊マリン・ファイナル
エロい3DCGでした。場内から笑い声と拍手が。
次はNRF(ナリフ)
上映前コメントは、夜も更けてきました。深夜の雰囲気にふさわしいものを用意した。
タイトルは瞬殺王女パール・プリンセスだって冒険中はキャンプします
Youtubeへのリンク
アーッという声と笑いが起こるアニメでした。
上映後コメントは、深夜の部に合いましたでしょうか?After Effectsでやりたいことをやった。会場で悲鳴を聞くのが楽しみ。
上映後に登壇。BGMやセリフは入れず、食べたり寝たりというさぼりたくなる様子を描いた。深夜要素のある作品も増えてほしい。もし、深夜の部以外の上映であった場合は、オチを変えるつもりだった。今までFlashでゲームを作ってきた。Flash Playerの開発が終わるが、exeファイルで書き出した上で提供し続けたい。12月頃にゲームを公開予定。また、本作も8時頃に公開予定。
次は佐藤ひろろ
タイトルは虚構の蠅
しんみりと考えさせられる3DCGのアニメでした。場内は見入っていました。
次はFlaダンサーズ
上映前コメントは、真面目にFlashでアニメを作った
タイトルはドキッ!!誘惑だらけの制作過程 睡魔にSNSにエロサイト 全てに打ち勝ち提出できる クリエイターはいるのか!? Flaダンサーズが2017FRENZ参加者に贈る愛と勇気の感動作!!あの日の悪夢がFlashバック Nightmare Paro City
・・・確かにパロだな。第3回紅白Flash合戦にみ~やが出展した「Nightmare City」の。他にもパロネタ盛りだくさん。場内は大きな拍手と爆笑に包まれる。
上映後にくりこ、赤うさD、シグナル、ニヒチャンの4名で登壇し、色々な作品のパロディした事と、ビームを撃ったことについて謝罪。くりこ曰く、ちゃんとしたアニメを3か月かけて作ろうとした。赤うさD曰く、個人的に「Nightmare City」を崇拝していた。くりこ曰く、去年のFRENZ上映作品を片っ端から見てテンション上げて、そのままのテンションで制作した。12月に行われるゲームマーケットにて、ツマヤというサークル名で出展予定。プレゼント抽選会用にFlashのキーフレーム型抱き枕カバーを提供。
第二部最後はNyu
タイトルはサイリウムダンス・With・ディステニー
サイリウムを暗闇で振っている映像ですが、綺麗で場内からため息も。
上映後コメントは、まさか自分のパフォーマンスを提出するとは思わなかった。
登壇し、After Effectsでモーショングラフィックを作ろうとしていた時に、AEオフを知り、そこに自分のサイリウムを振った映像を講師によるAfter Effectsでの実演のネタに使われたことがきっかけ。その時講師を務めたyama_koも成長が見えている。意外と場内が沸いて良かった。モーションキャプチャーにも挑戦したい。
3:19、注意事項動画制作のoloとエンディング曲製作のハムが登壇。ハム曰く、サイリウムカッコよかった。olo曰く、オープニングで自分の作った注意事項が再利用されていてびっくりした。注意事項動画を作って良かった。ネタは少し古いが、ネタが通じて良かった。新宿ロフトプラスワンの人が爆笑していた。
3:27、抽選会実施。
3:33、休憩開始。
3:45、第三部開始
第三部最後は・・・(第三部は作品一つしかないそうです。)機能美p
上映前コメントは、お話メインのファンタジー
タイトルは平面惑星
長尺の2Dアニメでしたが、場内に一体感が有りました。
上映後に登壇。現在リアルでも台風が来ている。自分の動画のジャンルを知らない。10年ぐらい作品を作り続けているが、どんどんキャラが単純化していっている。ツイッターで見た、ロコモーションインターフェースをきっかけにした。基本はコメディー。実際にオンラインRPGはやったことが無いので、用語などを調べるのに苦労した。全てFlashで制作。プレゼント抽選会様に、映画大好きポンポさんのマンガを提供。
4:27、小休憩
4:30、休憩終わり第四部へ
第四部最初は長靴
上映前コメントは、宇宙をテーマにした。
タイトルは超宇宙意思
ラップのMVでした。軽いノリ。場内もノリノリ。
上映後に、長靴ことngkz_が登壇。このセットリストはおかしい。1日目夜の部のオープニングを作ったが、それだけでは満足できず、それとは別に個人で制作した。機能美pはめっちゃ良かった。凄い映像のバーゲンセール。判りやすい・エンタメ・楽しい作品になるよう心掛けた。手拍子が嬉しかった。
次はmisokabocha
上映前コメントは、楽しいMGを目指した。
タイトルはフォローミー
テンポの良いMGでした。
上映後に登壇。シーンのつなぎを工夫し、単純に楽しめるものを目指した。ここ数年、自分にとっての挑戦が続いていた。Flash・ベクターデータでのMGに戻ってみようという思いと、常にキャラが動くようにした。こういうイベントに全力で作っていきたい。
次はyama_ko
上映前コメントは、後方で緊張しながら見ていると思う。ほっこり暖かいものを作った。
タイトルはここにあること・ミュージックビデオ
アニメでしたが、奥行きがある作品でした。
上映後、楽曲提供のふわりPと登壇。6年前では不足していた様々な景色を描く技量が備わってきたので、そろそろできるのではと思い制作。一時期仕事を止めて、気合を入れて制作した。技術的には、キャラアニメの顔が苦労した。背景も気合を入れた。「いやー、よかった」今月中にネット上にUP予定。
次は駿
上映前コメントは、僕はゲームが大好きでした。
タイトルはゲームボーイ
ドット調でピコピコ感があるMGでした。
上映後に楽曲担当のサイレントルームと共に登壇。久しぶりにゲームボーイを起動させたら動き、10年前を思い出したのが制作したきっかけ。サイレントルーム曰く、2015年制作の曲だが、この曲に映像を付けるのは俊以外にありえないと思っていた。今後ももちろん作品を作っていきたい。
次はテンソル
上映前コメントは、女の子が幻覚を見る話。
タイトルはビース
少し暗い雰囲気の、アニメとMGを組み合わせた作品でした。
上映後コメントは、BOMF(BMSというフリーの音ゲームの大会)にも出展予定。
登壇。ある都市伝説が元ネタ。
FRENZ2017の大トリはtsubura
タイトルは雨雲の少年
息を吞む、綺麗なアニメでした。
上映後の拍手がなかなか鳴りやまない。
上映後のコメントは、お付き合いいただきありがとうございました。
前田知生曰く、本日は海上に来れていないが、出来ることなら連れて来て、この会場の反応を見せたかった。