「FRENZ2023 2日目昼の部 オフレポ」の動画を制作して
「FRENZ2023 2日目昼の部 オフレポ」を公開しました。
これを作るときに考えたこと、裏話、没ネタなどを、ここに書いてみます。
まず、作ろうと考え始めたのが、2023年9月上旬。FRENZ2023の2日目夜の部のチケット争奪戦に敗北し凹んでいた事、父に癌が見つかりこれから大変になると予想したことなどです。
FRENZの舞台の上で「すみません、オフレポを終わりに(します or するかもしれません)」と言おうと考えました。
また、普段オフレポを書いているので、動画の内容も「オフレポ」と銘打ったものが良いと考えました。
そこでFRENZ当日、こんな機材をバックに詰めて持っていきました。
この画像は、エンディング用に提出した動画の素材の一つですが、1日目の会場内に測量野帳・ボールペン・スマホとそれ用の三脚は持ち込んでいます。
1日目の終演後、三脚につけたスマホを手に、ロフトプラスワンの前から泊まったカプセルホテル(ネットカフェ&カプセル Booth様)の前辺りで動画撮影しつつ、天下一品でラーメン食べて宿に入りました。
6時過ぎに起床。上の写真は尺の関係で没にした起床シーンのキャプチャです。この人、学校指定みたいな体操着着て寝ていますね。キモいですね。(←性癖)
カプセルホテルをチェックアウトし、再びロフトプラスワンの前で撮影。このカットはポケットビデオカメラとICレコーダー、ピンマイクを使用し、ポケットビデオカメラで録画しつつICレコーダーで録音するという方法をとりました。ただ、ポケットビデオカメラの設定が60fpsだったので、50Hzの蛍光灯を撮った際にフリッカーが発生したのは、当日上映前に前田地生様が説明した通り。Adobe Premiereで設定いじくっても治らなかったので、ここは申し訳ないです。
その後、中央線で東京駅の日本橋口に移動。予め茨城交通のホームページで時刻表を調べておいた、みと号の東京駅到着を撮影。ここでも音声はピンマイクで録っていますが、それでもビル風の影響か、ウィンドノイズが入りまくり。ここもノイズが取れきれなかった事が反省点。
あと、なぜ茨城交通みと号なのかと言うと、FRENZ2023の1日目昼の部、「どうぶつクッキング幕末史」(一般的な掃除機のテクノロジー様の出展作品、内容は桜田門外の変を面白く描いた作品)の中に出てきた車に「茨城交通」と書いてあったので。意味不明にみと号の解説が凝っているのも、なんとなくこの作品をインスパイヤしたシーンを描きたいと思った為です。このシーンはAnimeteとAfter Effects(バスが東京駅に着いたところから)を両方使用。
バスをちらっと映しただけでは気づいてもらえず、かといって説明くどくしたらなぜその説明があるのかが意味不明に。その辺の加減が難しいところが、今回の反省点の一つ。
そこから新幹線ホームに移動。
なぜバスじゃないかって?ほら、JR高速バス乗り場が東京駅の八重洲側の南端、その時居た日本橋口が八重洲側の北端なので、500m弱離れていますから(←後付けの言い訳)
一応、宇都宮近くまで行く高速バスは調べましたが、佐野新都市バスターミナルが駅から離れていたのでパスしました。
新幹線で北上し宇都宮駅に到着
この写真は没にしたほうの、宇都宮駅西口で撮った動画のキャプチャー。右下に見切れているのが、大谷石で彫られた餃子像。
宇都宮に着いてLRTに乗るまで、何か所かでカメラ回しています。その中で納得がいったものを採用。
下りのLRTは一番後ろに陣取り、無人の運転席越しに後ろの風景とか録っていました。
終点の芳賀・高根沢工業団地でカメラをぐるっと回したシーン。本当は声も録っていました。音楽がブツ切れになるからと、声は省略。
上りは、途中で降りる予定をしていたので、ドアの辺りに立って、ドアの窓越しにカメラ回していました。
宇都宮大学陽東キャンパス(ベルモール前)で下車。ベルモールに入浴施設があることは、以前映画を見に来た時に知りました。(アニメ映画等で各県庁所在地ぐらいでしかやらない時の悲しみ・・・。)
テロップにも出しましたが、なぜあそこで計算ミスをして、さらにレシートで確認しなかったんだろう?
入浴料金(繁忙期)950円、レンタルタオルセット240円、合計1190円でした。
電停に戻り、再びLRT乗車。一応、カメラは回していたのですが
混み方酷いし、黄色い線の上に立っちゃっているし、これは使えないなぁ。
宇都宮から湘南新宿ラインのグリーン車に乗車。
こんな感じで、駅構内のコンビニで買ってきたパンやおにぎりで昼食。関東・栃木レモンぐらいしか、栃木要素が無い(笑)
お昼を食べ終わったら、テーブルにパソコン広げて、オフレポ編集をしておりました。
新宿歌舞伎町に戻り、新宿十二社・熊野神社例大祭のお神輿と遭遇。これは想定外でした。何かに使えそうかなと、カメラを向けました。
そして、エンディングで喋っているシーンを撮影。
そして、例の巨大猫の真下にある「新宿東口の猫のカフェ」でコーヒーを頂きながら、コンセントもお借りしてオフレポ執筆。
惜しいのは、「新宿東口の猫のカフェ」が2024年8月に閉店してしまったこと。
17時半過ぎ、カフェを出て新宿東宝ビルの前へ。夜の部のチケット争奪戦に敗退していたのですが、前田地生様が壇上で述べていた通り、特別に入らせてもらうことになっていました。
しかし後ろめたいので、そこからロフトプラスワンの入口の様子を伺い、入場待機列が無くなったのを確認してからロフトプラスワンへ。
FRENZ20232日目夜の部のオフレポ書き出しが『開場予定17:30に対し、私が新宿ロフトプラスワンの入り口に着いたのが17:45頃。』となっているのは、こういう事情でした。
話は変わりまして、父親のこと。
詳しく検査すると、末期がんでした。
入退院を繰り返すうちに、せん妄と言うかボケが酷くなり、さらに体力が落ちて寝たきりになってしまいました。
医者からは「夏は越せないだろう」と言われ、FRENZ2024は最期の見取りか、葬式かで行けないだろうなと考えていました。
その時は、作品だけ出展して、上映後のコメントで「オフレポはこれで最後です、行けなくてごめんなさい」と書くつもりでした。
実際に父が死去したのは、4月でした。抗がん剤治療がうまくいかなかった後は、あっという間に逝ってしまいました。
父の死去、家事などでも父の偉大さを思い知ります。家事都合などで、遠征できない日々が続きます。
そのような状況でしたので、応募時に『現時点で来場出来ない可能性が大きいため、来場出来ない前提で「上映可能な日程」欄を記入しました。』とフォームに入力しました。
しかし、チケット発売日辺りで東京行きたい旨、母に打ち明けたところ、あっさりと承諾してくれました。
上映後コメントは『ご視聴頂きありがとうございました。かみまくりですみません。私事ですが、父親の死去に伴う家庭環境の変化等で、泊りがけでの旅行が難しい事と、チケット争奪戦の激化、そしてオフレポ作成開始時に「FRENZを知って、来場者が増えてほしい」と考えていた、その目的を果たせたので、これでオフレポを卒業させて(文字数』
物議を醸すコメントで、FRENZの司会のお二方も含め、すみませんでした。もし急に用事が出来たり、母の気が変わったときの保険をつけさせてもらいました。
また、私の書くオフレポを色んな人が期待して、見ていただいていることを知り、とてもありがたく感じております。
今後、家事都合他で急に書けなくなる時があるかもしれませんが、その時まではオフレポ執筆を続けていきます。今後ともよろしくお願いいたします。
蛇足
やっぱり12時間で東京から宇都宮まで行って戻ってくるのは『異常行動』なのかなぁ?
鉄道オタクとか、位置ゲー(※)ユーザーなら普通だと思っていたのに。
※:モバイルファクトリー様の『ステーションメモリーズ!』(略称:駅メモ)をゆるくプレイしています。
少なくとも、1日目夜の部で私の隣に座っていたN様は、あの日偶然宇都宮まで行っていた(風呂までは入っていない)と言っていましたが。
私のFRENZ2024昼の部は、蒲田の大田区産業プラザPiOに行って、駅メモオンリーの同人誌即売会に参加して、栃木を走っている電車がモデルのキャラのコスプレして、宇都宮ライトラインの電車がモデルのキャラがお〇ぱい揉まれてぐしょぐしょになっている薄い本を買ってきました。その後、JRの蒲田駅前のサウナで体と顔を洗って、新宿ロフトプラスワンまで戻っています。
次に作品を作る時のために、もう少しまともなビデオカメラと、ピンマイク用のファーみたいな風防、欲しいなぁ